中古物件で購入したのは、少し小高い場所に位置する海が見える平屋。
家から望める景色が最高なんです。海に沈むサンセットを家に居ながら見れる。
そんなロケーションは最高ですが、その平屋の佇まいは「ザ・昭和」な築40年の建物です。
理想は「海が見える小さな白い家」でした。
イメージは緑に囲まれた丘の上に小さな白い家、それも2階建てではなく平屋で、大きな窓のリビングから海を眺める。
そんな理想に近づける為に「ザ・昭和」な家の大がかりなリフォームがスタートしました。
3LKを1LDKに。
床を全部パイン材に替え、キッチンとリビングと和室2部屋を全部繋げて広いLDKに。天井も吹き抜けにし、ロフトも作りました。
天井もパイン材が理想でしたが、予算オーバーで断念・・・。
そこで、ひねりだした答えが「自分たちで壁を塗る」でした。
寝室とリビングと玄関から廊下の壁全てを、夫婦二人で塗りました。
二人ともアレルギー体質の為、天然素材の漆喰をどうしても使いたくて、ネットで探し購入しました。
まる5日間。朝から晩までひたすら漆喰塗り。
後は壁だけ、という状態ですが、エアコンも家具も何もない家に寝袋で泊まり込みでした。
お風呂やトイレが使えたので、室内キャンプのようで楽しかったです。
そんな漆喰塗りも、職人さんに心配されながらも、無事に完成。
「素人でここまで出来たら立派」とお褒めの言葉もいただきました。
自分たちで壁を塗った事で浮いた分を念願のパイン材の天井に使う事ができました。
出来上がった我が家は、外観も内装もイメージ通りの「海が見える小さな白い家」になりました。
面白おかしな5日間の思いでも加わって、毎日の生活の中でふと壁や天井を見るたびに、愛着が湧く我が家です。